おしゃれハウス
平成14年09月23日
独身女性のマンション購入が大都市で定着
- 左右田
- 日本人の平均寿命がまたまた伸びて、男女とも世界一の長寿大国の地位にあるんですね。
- 武山
- はい、日本人の平均寿命は女性は84.93歳、男性が78.07歳と、7月末に厚生労働省が発表しました。
- 左右田
- 2年連続で過去最高を記録しているそうですが、女性は「香港」、「フランス」、「スイス」を上回って17年連続で世界一ということですから、日本の女性の長生きはすごいですね。
- 武山
- ただ、少子・高齢化という傾向には問題がありますけれども、健康で長生きできるなら、一番望ましいことですね。
- 左右田
- かつては「人生50年」といわれたほどですから、男女とも平均寿命が延びて「人生80年」時代になったことは、喜ばしいことですが、やはり安心して健康で長生きできるような社会体制づくりが望まれますね。
- 武山
- はい、医学の上でガンや心臓病、脳疾患など3大死因を克服していただくことも必要不可欠な課題ですし・・・。
- 左右田
- そうですね。寝たきりや痴呆症で長生きしているのも、不幸なことですからね。
- 武山
- では今日はどんなお話でしょうか。
- 左右田
- 長寿社会になった一方で、女性が働くことに生き甲斐を求めたり、結婚しない女性が増える傾向が高く、分譲マンションを買う独身女性がますます増えているんですね。以前にもこの番組で取り上げましたが、最近の動きを改めてお話したいと思います。
- 武山
- では、お願いします。
『 ドラマ 』
(スズメがさえずる朝)
- 山本
- あ、大家さん、おはようございます!
- 大家
- おはようございます。今からご出勤ですか。お気をつけて!
- 山本
- あ、それから私、来月いっぱいで立ち退きますので・・・。
- 大家
- そうですか、じゃいよいよご結婚ということに?
- 山本
- いえ、そういうことではありませんから。
- 大家
- それじゃ、うちの賃貸マンションに何か不満でもあって?
- 山本
- いえ、そんなことではなくて、マンションを買って引っ越すことにしましたからね。結婚ということは、今のところ念頭にありませんから・・・。
- 大家
- あー、そうでしたか。そういえば、キャリアウーマンの独身女性が永住できるマンションを買うのが、最近はやっているそうですな。
- 山本
- 最近の傾向ではなくて、もう10年ほど前にブームになったんですよ。一時的なブームと思われたんですが、最近もますます買う女性が増えていますから、これだけ続けば社会現象だという、住宅の評論家もいますわ。
- 大家
- そうなんですか。なぜ、独身女性がマンションを買う傾向が強まったんでしょうかねぇ。
- 山本
- 首都圏ではマンションの建設が5年前の7倍になったんですって。東京の不動産経済研究所というところの予測では、今後も首都圏のマンションの新築は大幅に増えていくと見ているそうですけど、その急増を支えている買い手は、独身女性や、子供のいない夫婦、そして高齢者夫婦だと分析しているんですよ。
- 大家
- へえーっ、独身女性がマンション購入者のトップなんですか。
- 山本
- そうよ。だから、大阪や名古屋などほかの大都市圏でも、そういう傾向にあるんじゃないかしら。去年の東京都住宅白書によれば、東京都内に住む独身者は男性が約96万人、女性が約60万人なんだけどね。このうち、マンションなどの持ち家に住む割合は、男性が8.5%なのに、女性は13.3%で、女性のほうが4.8%も高いのよ。
- 大家
- へえーっ、また数字にお詳しいですなぁ。
- 山本
- あ、私、新聞記者をしていて、いまその問題を取材しているからね。
- 大家
- あ、そうなんですか。だから・・・。
- 山本
- さっきの話の続きだけど、東京の独身女性の持ち家率は、年齢が高くなるにつれて増えていて、50代の後半の独身女性の持ち家率は、なんと男性に比べて2倍の4割にものぼるのよ。
- 大家
- そうなんですか、驚いたなぁ。東京都内の独身女性の持ち家といえば、一戸建ての人なんてまずいないでしょうから、マンション族ということになりますわな。
- 山本
- そうです。こうした傾向はなにも首都圏だけじゃないの。名古屋市内でも独身女性のマンション購入者は増えていて、しかも東京に比べてマンションの価格が安いので、独身女性でも3LDKなど広い分譲マンションを買う人も多いそうよ。
- 大家
- へえーっ、独身女性が3LDKのマンションを?そういう時代になったんですか。
- 山本
- そうよ。私の東京の知り合いの女性もメンバーに入っているんだけど、東京では11年前の91年から「女性のための快適住まいづくり研究会」が設立されてね。女性が住みやすいマンションの企画を立てて、不動産会社に提案しているのよ。
- 大家
- ほう、そんな研究会まであるんですか。
- 山本
- 従来マンションの企画なんて男性ばかりだったから、女性向の細かい配慮が足りなかったのよ。そこで間取りは独身者向けに1LDKか2LDK、そして機能性重視のキッチンとか、寝室から洗面化粧室につながる広いクローゼットを採り入れたり、女性らしい工夫を提案して、マンション建設を進めてもらっているそうね。東京都内では1、2ヵ月に1棟ぐらいずつ、そんなマンションが建設されているんだって。
- 大家
- いやぁ、そんなに進んでいるんですか、独身女性向けのマンションが・・・。
- 山本
- あ、大変、長話していたら遅刻してしまう。もう!大家サンのせいよ。
つづき
- 武山
- なるほど、独身女性の分譲マンション購入者が大都市圏で増えて、東京では独身男性の持ち家よりも、独身女性の持ち家率のほうが、5%近くも高い13%ですか。しかも50代後半の女性の持ち家率は、男性の2倍の40%とは驚きですね。
- 左右田
- はい、名古屋では東京よりマンションが安いですから、独身女性で3LDKの広いマンションを買う人もいるくらいですね。ただ、マンション購入に関するトラブルも全国で激増していましてね。東京の国民生活センターでは、契約者が女性であるケースが4割を占めるというんですね。
- 武山
- 女性は言葉やムードに弱くて、営業マンの説明に乗せられて衝動買いをしてしますケースもあると思いますね。
- 左右田
- はい、女性の衝動買いによるトラブルも増えているようですね。また不動産仲介業者の中には、ブームに乗って中途半端な売れ残り物件を、女性向けと称して売る動きもあるようですから、慎重に十分検討をしてから購入したいですね。
- 武山
- そうですね。どうもありがとうございました。





