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【vol.10】シェアハウスもコンセプトの時代へ<後編>

2017年11月30日

シェアハウスの人気と共に、供給過多になりつつあるシェアハウス。そんな理由から、現在は様々なコンセプトを持つシェアハウスが増えています。“シェアリングエコノミー”という言葉が浸透するまでは、どちらかと言うとスペースをシェアし、金銭的な負担を軽くするという目的が強かったシェアハウスです。

しかし最近では、体験をシェアするという目的に変わりつつあります。今後は、よりコンセプトを明確にしたシェアハウスが増えていくでしょう。

前編では、シェアハウスの概要についてお話しました。 後編では、コンセプト別に、どのようなシェアハウスがあり、どういった特徴があるのかをそれぞれご紹介します。

主なコンセプト型シェアハウスの特徴

国際交流型シェアハウス

国際交流を目的としており、入居者様の国籍がかたよらないよう調整しながら募集を行なっています。日本にいながら海外留学気分を味わえるのが大きな特徴です。入居者様同士でお互いの母国語を教え合うプログラムや、パーティーなどを企画するシェアハウスもあります。英語を学びたい日本人、日本語を学びたい外国人などに需要があり、若い人はもちろん40代以上の方にも人気です。

国際交流

趣味共有型シェアハウス

共通の趣味を持つ人同士が同じシェアハウスに集います。例えば、旅好きが集まる家、アニメ・ゲーム好きが集まる家、犬・猫好きが集まる家(動物と暮らせる家)、サーフィン好きが集まる海辺の家などがあります。
お互い同じことに関心を持っているため、気兼ねすることなく過ごせ、プライベートも思う存分満喫できます。また、同じ趣味を持つ人とのつながりを広げることもできます。

生活支援型シェアハウス

高齢者に特化したシェアハウスなどが代表です。建物がバリアフリーで過ごしやすい環境が整っています。高齢者の一人世帯は何かと不安がつきものですが、生活支援サービスも充実しているので安心です。孤立しがちな高齢者もシェアハウスにいれば、同じ空間で仲間たちと過ごせるので話し相手にも困りません。

一方で、シングルマザー向けのシェアハウスでは、家事やベビーシッターの派遣などを行ない、シングルマザーでも家庭と仕事の両立ができるような支援サービスを提供しています。また、子供同士で交流が図れるなど、人との交流が活発になり、子育てにもプラスとなりえます。

ビジネス支援型シェアハウス

起業家を対象としたシェアハウスでは、住宅とオフィスが併用型となっているところがあります。起業家同士がひとつ屋根の下で暮らすことにより、日常的に情報交換ができたり、相談し合ったり、ビジネスパートナーになることもあるようです。また、ビジネスセミナーや異業種交流会を開催するシェアハウスもあり、駆け出しの起業家にとっては、うってつけの環境と言えそうです。

ビジネス支援型シェアハウス

出会い支援型シェアハウス

異性との出会いを求めることができるシェアハウスです。男女比が半々となっているのが特徴で、260人もの入居者様が住む、8階建てのシェアハウスもあるとのことです。恋愛ドラマのような出会いや恋を求めている人にとっては最高の環境と言えそうです。

多種多様なニーズに応える

立地や環境など、物件そのものの魅力も大切ですが、上記のようにコンセプトを掲げることで、そこにプラスアルファが加わります。シェアハウスの数が増えた昨今、立地もよく魅力的な内装が施された物件は多く存在するので、そこに他とは違う何かがあるだけで差別化にもなるのです。

昔と比べると、人々の暮らしが豊かになった分、ニーズも多様化し、ありきたりなものが必ずしも受け入れられるとは限らなくなりました。このような世相のもと、より良い暮らしを提供するにはハード面だけではなく、ソフト面や運営面を充実させることが重要となってきます。

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