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【vol.19】最新の犯罪手口からみる防犯対策

2018年3月7日

住まいの防犯対策は行なっていますか?
自然災害同様、いつ被害に遭うかは誰にも予測できません。まさかウチに限って…と思ってはいけません。被害に遭ってからでは遅いのです。防犯対策で大切なのは、その手口や傾向を知った上で、個々の住宅に合った最適な防犯対策を行なうことです。
今回は賃貸住宅に限らず住宅全般の防犯対策について解説します。

犯罪の手口や方法を把握する

まずは、侵入窃盗に関するデータから見ていきましょう。
侵入窃盗の認知件数は年々減少しており、2015年の認知件数は8万6,373件(※1)で、 過去最多を記録した2002年の33万8,294件(※1)と比較すると約4分の1となりました。減少した要因としては、ホームセキュリティサービスが広く知られるようになったことや、機械警備システムが手ごろな価格になり、普及が進んだことなどが挙げられます。

機械警備対象施設数(※2)は、2002年当時は約130万施設程でしたが、2014年には約306万施設まで増加しました。

発生場所別で見ると、2015年の侵入窃盗の約60%(約5万件)は住宅で発生しています。内訳をみると、「一戸建て住宅」が41.6%、「共同住宅(3階建以下)」が12.8%、「共同住宅(4階建以上)」が4.6%となっており、一戸建て住宅のほうが狙われやすい傾向にあります。

最新の犯罪手口

次に侵入窃盗の手口(※3)を見ていきましょう。
「空き巣」が61.5%と最も多く、次いで「忍び込み(就寝中に侵入)」が23.9%「居空き(在宅中に侵入)」が4.7%「その他」が9.9%となっています。人がいない間に侵入して金品を盗む空き巣が半数以上を占めますが、驚くべきは、住人が在宅中に侵入(忍び込みと居空き)するということです。

また、住宅への侵入方法については、鍵を閉め忘れる「無締まり」が46%と最多で、次いで「ガラス破り」が35%となっています。ピッキングやサムターン回しなどの「施錠開け」は、専用の対策がされたドアや錠が増えた影響もあり、今回は6.0%にとどまりました。

※1:
警察庁「平成23年の犯罪情勢(2012年)」、「平成26・27年の犯罪情勢(2016年)」 、警察庁「平成14年~平成28年における警備業の概況(2003年~2016年)」をもとに作成
※2:
警察庁「平成26年における警備業の概況」をもとに作成
※3:
警察庁「平成27年の犯罪(2016年)」をもとに作成

普段から防犯意識を持つ

一戸建て住宅では、窓からガラス破りで侵入する手口が特に多く発生しています。一方で、共同住宅は無施錠の玄関ドアから侵入される割合が高く、これはエントランスがオートロック扉であることで安心してしまい、専有部の玄関ドアを施錠しない住人が多いためです。そして、4階建以上の共同住宅になると、屋上などをつたって無施錠の窓(ベランダ)から侵入される割合が高くなっています。高層階だからここまでは上がってこないだろうと油断し、施錠が行なわれていない場合が多いのです。

【 主な防犯対策 】

・窓や扉の施錠を徹底する

・電子錠など、より破られにくい鍵にする

・窓に防犯フィルムを貼る、または防犯ガラスにする

・防犯カメラを設置して侵入しづらい雰囲気をつくる

・人が通ると光で反応する常夜灯やセンサーライトを庭などに設置して、侵入者が入りにくくする

・脚立、エアコン室外機など足場となりそうなものは、極力外に置かない、もしくは乗れないように工夫をする

・塀やフェンスに、忍び返しや反り返しをつけて、よじ登れないようにする

・賃貸住宅の場合は入居時に鍵の付け替えを行なう

・屋上に簡単に立ち入れないようにする(共同住宅の場合)

防犯対策

最近は、外出先からスマートフォンで映像を確認できる防犯カメラなどもあり、より利便性の高い防犯設備が増えています。これらの防犯設備を設置した賃貸住宅は、物件の付加価値を高めることができ、入居者からの人気が高いです。
そのため、相場よりも高い家賃設定でも入居者を確保することができます。

これからの賃貸経営は、防犯対策の意識や知識を持って行なっていくことが、重要となるでしょう。

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