記事

  • 文字サイズ

【vol.41】急速に拡大するトランクルーム

2018年10月17日

トランクルームの市場が拡大傾向にあることをご存知でしょうか?

トランクルーム運営会社、キュラーズ(東京都品川区)の「2017年トランクルーム市場調査」によると、2017年において、トランクルームの数は8,000ヵ所、延べ室数は37万室あるということです。これは、ファミリーレストランの9,400店舗に迫る勢いです。

トランクルーム・貸し倉庫

トランクルームは、それだけ現代人に必要とされ、多くの人が荷物の収納場所に困っているということが伺えます。
こうしたニーズを解決するための「シェアリングエコノミー」を活用した新ビジネスの登場やトランクルームの進化を紹介していきます。

スペースを活用して荷物保管

近年、物の預け方が様変わりしています。その一つに「シェアリングエコノミー」を利用した方法があります。

シェアリングエコノミー」はモノや場所、空間を共有する経済、ビジネスです。今までなかったこと、思ってもいなかったことがシェアされるようになり、「シェアリングエコノミー」は日進月歩で新ビジネスを生み出しています。

その一つに“荷物を預けたい人”と”荷物を預かってくれる人”をマッチングする、荷物預かりシェアサービスがあります。例えば、Libtown(リブタウン)株式会社(東京都港区)が運営する『monooQ(モノオク)』というサービスです。

個人が登録できるサービスで、使っていない部屋や押し入れ、余っている倉庫、部屋の一角などをトランクルームとして活用します。

空き部屋を活用

モノを預けたい利用者は、専用サイトからモノを預ける場所を検索し、予約リクエストを送り、承認、確定の手順を踏みます。

モノを預かる人(ホスト側)は、まず、専用サイトに登録し、サービス内でメッセージをやりとりします。その際に、具体的なモノの情報や受取場所を確認します。

また、増加傾向にある訪日外国人旅行者が荷物を預けられるユニークなサービスも登場しました。
カフェや店の空いているスペースに荷物を預けることのできるサービスです。

店舗の遊休スペースを使った、荷物を一時的に預かるプラットフォーム「ecbo cloak(エクボクローク)」は、ecbo株式会社(東京都渋谷区)が運営しています。

料金設定はコインロッカーと同じ設定で、手荷物プラン(バッグ等)は、1日300円、スーツケースプラン(スーツケース等)は、1日600円。コインロッカーの使いづらさを解消しているのが特徴です。

旅行者は手軽に利用できるように、スマホで預けられるスペースを検索できます。また、リアルタイムで空き状況を把握できるため、ロスを減らすことが可能。

外国人旅行者の多くが持っているサイズのトランクを預けられるのも魅力の一つです。現在、100店舗以上が登録しています。

セキュリティ完備の女性専用トランクルーム登場

トランクルーム業界も進化しています。最近では、女性専用トランクルーム「モナBOX」が注目されています。

女性専用ということで、セキュリティが強化されており、生体認証で本人しか入れないほど完璧な環境を整えています。
さらに、化粧室、フィッティングルームも完備し、女性が喜ぶ仕様になっています。月額料金は、1,500円からと低価格なのも魅力です。

また、トランクルームの老舗である寺田倉庫(東京都品川区)が提供している「minikura(ミニクラ)」も好評です。

荷物を専用ボックスに入れて送るだけで、保管してくれるサービスです。簡単に利用できる手軽さはもとより、月額200円からと低額で利用できる点が注目されています。

また、商品の写真撮影、管理するプランや、不要と判断したらネット上でヤフオクなどのインターネットオークションに出品できるプランなどもあります。

このように、荷物預かりの市場には様々なサービスが登場しています。自身の生活に合ったものを取り入れて試してみるのもいいかもしれません。

またこれらのサービスを賃貸経営と合わせていくことで、新たな入居者獲得や空室対策に繋げることもできるのではないでしょうか。

ページの先頭へ