記事

  • 文字サイズ

【vol.46】2015年国勢調査の結果発表 人口・世帯数からみる日本の現状

2018年11月1日

国勢調査は、日本に住むすべての人や世帯を対象に、国が実施する統計調査です。国民の生活の実態を明らかにするために5年ごとに実施されており、初めて実施された国勢調査から数えると、2015年の国勢調査はちょうど20回目にあたります。

2015年の国勢調査では、一体どのようなことが明らかになったのでしょうか。過去の結果と比べながら、日本社会の移り変わりをまとめてみました。

調査開始以来、初の人口減少

2015年10月1日時点での日本の人口は1億2,709万人と発表されました。前回調査した2010年に比べると、96万人減少しています。国勢調査で人口の減少がみられるのは、1920年の調査開始以来、初めてのことです。

性別の内訳は、男性6,184万人、女性6,525万人と、女性のほうが多い結果となりました。

また、年齢別でみると、15歳未満の人口割合が調査開始以来最低の12.6%(1,589万人)であるのに対し、65歳以上の人口割合は、調査開始以来最高の26.6%(3,347万人)でした。

前回の調査では23%だったことから、初めて総人口の4分の1以上が65歳以上になったということになります。

【年齢別 日本の人口推移(1950~2055年)】

※グラフは横スライドでご覧頂けます。

年齢別 日本の人口推移(1950~2055年)

都道府県別にみると、最も人口が多い都道府県は東京都でした。全国の1割以上を占める1,352万人が生活しており、これは最も人口が少ない鳥取県の、実に23倍もの数字になります。人口増加率は沖縄県が2.9%と最も高く、逆に最も人口減少率が高いのは秋田県となりました。

日本の人口は世界で10番目に多く、世界人口の1.7%を占めています。ところが、人口上位20ヵ国の中で、2010~2015年の間に人口が減少したのは日本のみでした。また、65歳以上の人口割合は、2位であるイタリアの22.4%を4.2%も上回っており、世界で第1位となっています。

一人世帯が増加中。世帯人数と家族構成の変化

次に、世帯についてみていきましょう。2015年の世帯数は5,333万世帯であり、5年前から149万世帯増加していることが分かりました。

しかし一方で、1世帯あたりの人数は2.33人と、こちらは0.09人減少しています。たとえ一人暮らしの場合であっても1世帯と計算されるため、家族を離れて一人暮らしをするような人が増えたことが原因と考えられます。

ちなみに世帯数が最も多いのは、やはり単独世帯で、1,842万世帯となりました。家族構成の中で最も割合が高いだけでなく、増加率も最高でした。

夫婦のみの世帯や、ひとり親と子供から成る世帯の割合も上昇する一方、夫婦と子供から成る世帯やその他の世帯(3世代世帯など)は、大きく割合を減少させました。

高齢化の実態

65歳以上の人口は、調査開始以来、初めて3,000万人を超えました。2010年と比べると、422万人が増加し、人口の14.4%を占める結果となりました。

65歳以上で一人暮らしをしている人は、人口の4分の1以上の27.3%です。その他の世帯(3世代世帯など)の割合は、2005年以降、減少を続けています。

都道府県でみると、65歳以上の高齢者が最も高い割合を占めるのは秋田県の33.8%。次いで高知県、島根県の順でした。なお、20%を下回ったのは、19.6%の沖縄県だけでした。

一人暮らしの高齢者

日本に住む外国人の実態

日本に住んでいる外国人の数や国籍についてもみていきましょう。まず、日本に住んでいる外国人は、2015年時点で175万人います。1975年以降、増加が続いており、5年前と比べると10万人増えていることが分かります。

最も多い国籍は、中国の51万人で、2位は韓国・朝鮮の38万人。3位はフィリピンでした。5年前から特に増えているのは、ベトナム、中国、フィリピンとなっています。

都道府県人口に占める外国人の人口割合は、東京都が最も高い2.8%となり、2位が愛知県、3位は群馬県でした。逆に最も低いのは、青森県の0.3%となりました。

ページの先頭へ