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5.現場施工
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  [1] 作業内容
    鉄骨製作工場で加工、製作された後、工事現場に搬入された各部材の仕分け、建方及び部材相互の接合によって、鉄骨工事が完了するまでに要する作業などをいう。

  [2] 施工管理
    工事現場施工は、請負者(総合建設業者)が直接施工管理を行なうものである。

  [3] 施工計画書の作成
    計画に際し、請負者は設計図書をはじめ現場状況や制約条件を調査・確認し、施工計画書を作成すること。

  [4] 検査・確認
    計画に基づいて、鉄骨工事の各工程で検査及び確認を行ない、設計図書に示された品質を確保する。


 
現場施工
  [1] 検査項目
    1. アンカーボルトの埋込み
    2. 搬入された鉄骨製品の外観
    3. 建方(建入れ、接合部など)
    4. 高力ボルト接合
    5. 現場溶接接合
    6. デッキプレート工事
    7. スタッド工事
    8. 他工事との関連溶接
    9. 現場塗装
    10. 耐火被膜

   
建方精度の参照一覧
 

 
高力ボルト接合

デッキプレート工事


  [1] 施工計画
    建物の規模、敷地条件、工程を踏まえ、搬入方法、建方順序、建方機械の能力、荷取り方法などを決定する。


  [2] 近隣配慮
    建方開始において、場内の安全は基より、公道及び隣地への安全ならびに騒音に配慮しなければならない。また必要に応じて、交通誘導員、安全監視員などを適切に配置し、安全の確保に努めること。


  [3] 安全器具
    建方に使用する安全器具などの事前納品を確認し、使用するロープ金物などは損傷のない物を正しく使用する。


  [4] 搬入・受け入れ
    搬入された製品の受入れに際し、部材は適切な受台、枕木などの上に置き、変形・損傷・汚れを防止すること。又、部材に変形・損傷などが生じた場合は建方前に修正する。
 
安全ネット

親 綱

搬 入

  [1] 組立て
    1. 作業前に関係作業員の服装、作業予定、安全対策などについて打合せをし、徹底を図る。
    2. 通り芯を確認し、アンカーボルトを傷つけないよう柱をセットする。
    3. つり上げの際に曲りやすい部材は、適切な補強を行なう。
    4. 仮ボルトは、本締めボルト数の1/3以上かつ2本以上とする。また、鉄骨上作業では、安全帯を使用し、下階は安全ネットなどで落下防止などを講ずる事。

 
 
打合せ
カバープレート
柱セット】

 
梁つなぎ
ネット張り



  [2] 接合
    1. 本締め(トルシア形)
  (@) 一次締付け完了後、専用締付け機器により締付けを行ないピンテールの破断を行なう。

本締め

  (A) 当日挿入したボルトは、原則としてその日に本締めを完了させる。
  (B) 本締めは原則として、右図のようにフランジ面は継手部の中央から端部へ、ウェブ面は上から下へと行なう。
    2. 検査(トルシア形)
  (@) 検査は、本締め完了後に行ない、その日の内に完了させることを原則とする。
  (A) すべてのボルトについて下記の項目を目視で確認する。
  (a) ピンテールの破断(締忘れ)
  (b) 共まわり
  (c) ほぼ一様なナット回転量(過大・過小なものはないか)
  (B) 「共仕」7.4.8、7.4.9を参照の事。

【本締め】
    塗装範囲及び塗装仕様は、特記による。

  [1] 塗装作業
    1. 塗装はハケ塗りとする。
    2. 気温5℃以下、又は湿度80%以上、あるいは強風により砂じんなどが、塗膜に付着するおそれのある場合には塗装は行わない。
    3. 塗装面に浮きさび、油などがある場合は、ワイヤブラシ・ウエスなどで除去する。
    4. 塗装完了後目視により検査を行なう。


  [2] 注意事項
    「共仕」では、コンクリートの付着や耐火被膜の接着、接合部の摩擦力、工事現場溶接を行なう部分及び溶接後の検査などに支障を及ぼすおそれがある部分については、塗装をしないこととしている。
 
JIS 5625

錆止塗布


  現場施工要領書のチェック項目は下表による。
 
 
チェック項目