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建築用語辞典

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    建築士用語集
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    建築施工
  • 仮設建造物

    (カセツケンゾウブツ)

    「仮設建造物」とは、工事現場の仮設事務所や材料置き場のように、一定期間後に撤去されることを前提として建てられる建造物のことである。撤去が前提ではあるが、建築するにあたっては、確認申請の前に、特定行政庁への仮設許可申請が必要。また、建築基準法により、安全上、防火上及び衛生上に支障がないと認められる必要がある。仮設建造物として挙げられるのは、非常災害時の応急仮設建築物、普通災害時の公共応急仮設建築物、工事用下小屋や材料置き場等、仮設興行場、博覧会建築物、仮設店舗など。また、仮設できる期間はその用途により決まっており、それぞれ異なっている。なお、平成28年10月1日に、仮設建築物の許可基準に改正があった。

  • 工事監理

    (コウジカンリ)

    「工事監理」とは、建築主の立場に立って工事を設計図書と照合し、工事が設計図書の通りに実施されているかどうかを照合、確認すること。目視による確認、工事施工者から出される品質管理記録の確認、抽出による確認、確認対象工事に応じている合理的方法による確認などを行なうことになっている。建築士法第2条第7項で定義されている物で、工事監理は建築士の独占業務である。工事監理と似た言葉として「監理」もあるがそれは別の物。これは工事監理も含め、国土交通省告示第15号に規定されている「標準業務」と「標準業務に含まれない追加となる業務」のことである。「工事監理者」は建築確認申請書の「代表となる工事監理者」か「そのほかの工事監理者」の欄にある氏名の建築士であることが一般的となっている。

  • 工事の管理

    (コウジノカンリ)

    「工事の管理」とは、建築工事全体を管理すること。現場の管理組織、工事現場の経理、労務管理、施工の管理、諸手続き、記録、式典など様々な仕事が含まれる。建築現場にかかわる人、金銭、資材など様々な分野の総合管理を行なうことを意味する。工事の管理を行なう人のことを「現場代理人」とも呼ぶ。現場の安全に注意を払い、建築士や図面の指示や指定に従いながら、天候も考慮して効率良く工事が運ぶように進めていくことが必要。「工事監理」が資格を持った建築士でないと行なえないのに対して、「工事の管理」はその資格がなくても行なえる。依頼主の代理として、設計図通りか、依頼主の要望に合っているかを確認する工事監理に対して、工事の管理は現場に重点を置いて管理する役割である。

    工事の管理
  • 作業主任者

    (サギョウシュニンシャ)

    「作業主任者」とは、労働災害を防止することを目的として、労働安全衛生法により作業区分に応じて選任が義務付けられている資格。あるいは、主任者となるための技能講習を修了したり免許を受けたりした者のことを言う。作業主任者を選任した作業場では、主任者の名前と行なう事項を見やすい所に掲示して、関係者に周知させる必要がある。免許取得を要する作業は、高圧室内作業、ガス溶接作業、林業架線作業など。技能講習修了を要する作業には、プレス機械作業、足場の組み立てなどの作業、建築物などの鉄骨組み立てなどの作業があり、多岐にわたる。作業主任者は、作業の直接の指揮や機械などの点検、安全装置などの使用状況の監視などを行なわなければならない。

  • 作業床

    (サギョウユカ)

    「作業床」とは、高さが2m以上の場所で行なう作業において、墜落防止のために確保しなければならない床のことを言う。つまり、足場の組み立てや、屋根自体も作業床となる。墜落防止措置として、作業床の幅は40cm以上、床材間のすき間は3cm以下、そして床材と建地とのすき間は12cm未満と定められている。なお、建地と床材のすき間が12cm以上あったとしても、その箇所に防網を張るなどの墜落防止措置が取られた場合には、作業床に関するこの規定は適用されない。足場からの墜落や転落による労働災害が多く発生したため、墜落防止措置の強化を目的として、2015年(平成27年)に足場の組み立てに関する特別教育や点検、鋼管足場に関しての改正があった。

  • 産業廃棄物

    (サンギョウハイキブツ)

    「産業廃棄物」とは、企業や工場などの事業活動により生じる廃棄物のことである。産業廃棄物による大気汚染や土壌汚染、水質汚濁が深刻化したことから、1970年(昭和45年)に「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」である廃棄物処理法が制定された。燃えがらや汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類など、産業廃棄物は廃棄物処理法で20種類に分類して規定されているが、その量は一般廃棄物の数倍に達している。産業廃棄物処理施設を設置または改良する場合、設置場所を管轄する行政長の「施設設置許可」が必要となる。また、産業廃棄物処理施設の設置者は、廃棄物処理施設の維持管理に関する、技術上の業務を担当させるために、技術管理者を置かなくてはならない。

  • 材料管理

    (ザイリョウカンリ)

    「材料管理」とは、工事現場で行なわれる現場管理のうち、建築や土木工事で使用されるいろいろな材料を管理すること。材料管理では、支給材料の受け渡しをし、使用箇所、使用数量などを係員に報告し、指示を仰ぎながら設計図書に示されたように使用しなければならない。不適格品が搬入された場合には迅速に搬出し、指定材料が入手困難な場合には、係員の承認を得た上で同等以上の代替品を手配する必要がある。また、材料の適正な保管にも留意しなければならない。木材やベニヤ板なら、乾燥と腐朽を避けるため、雨にあたらず汚染や損傷のおそれがない場所に保管するなど、材料ごとに性質を考慮して適切に保管する必要がある。

  • 材料検査

    (ザイリョウケンサ)

    「材料検査」とは、建築や土木工事で使用される工事用材料及び製品の、品質や性能を承認するための検査のことである。材料検査には、いろいろな方法や種類がある。材料の組織や傷、劣化や損傷を調査するSUMP検査や、ポータブル蛍光エックス線分析装置による材質調査など。また、これらのような現地での検査ではなく、サンプリング材を使用しての試験や調査もある。これにあたるのが、光学顕微鏡を使用した組織観察、エネルギー型蛍光エックス線分析装置による各種分析や各種機械試験など。材料検査は、適宜実施して工事の品質を確保するとともに、検査を通じて請負者に適正な工事の実施や品質を確保できるようになるための技術的指導を行なうことで、請負者の技術力の向上も図っている。

  • セメントの保管

    (セメントノホカン)

    「セメントの保管」とは、セメントを風化などの劣化が起きないように長期間保管することである。セメントの最大の欠点は、空気に触れると風化すること。それに伴い品質も劣化する。空気中の水蒸気や湿気がセメントに入ると、部分的に水が入ったような反応が起き、さらに空気中の炭酸ガスの作用で、セメントが石灰石に戻ってしまう。そのため、空気や湿気ができるだけない状態でセメントの保管をする必要がある。床を高くすることで地下からの湿気を避け、床上は風が通らないように密閉したセメント貯蔵倉庫を使用すると良い。セメントの袋同士はできるだけ引っ付けて山にして保管する。さらに山の上からビニールやシートなどをかぶせると風化を防ぎやすい。

  • 道路使用許可

    (ドウロシヨウキョカ)

    「道路使用許可」とは、工事や作業、祭事の山車などで道路を使う際に必要な許可のこと。人や車の通行、物流といった以外の目的で使用する際には申請を必要とする。道路使用許可は、使用する道路を管轄している警察署へ申請。住所によって管轄エリアが細かに異なっているため、道路の範囲が複数の管轄にまたがる際は、すべての管轄の警察署から、道路使用許可をもらう必要がある。また、同一管轄内の道路であっても、距離の離れた複数箇所を使用する場合はそれぞれの道路使用許可が必要。また、警察署によって条件が異なっている。申請には申請書のほか、申請料や見取り図、使用範囲などが分かる書類等の提出が求められる。

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