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○建方準備
 
  1. 先行足場−原則、枠組足場で4面を囲みクレーン設置面側を2階梁高さまでとする。  
現場の状況により荷受の位置を考慮し計画する。

  2. 雑仮設 −4足の作業台(H=1500以上)を4〜5台、アルミ製の足場板を4〜5枚用意する。

  3. その他 −ナット・平、スプリングワッシャーの準備する。
ボルトから外す場合は、一箇所にまとめて置く。

 
先行足場
作業台

○建方
耐力壁パネルは『施工手順(躯体編)』を参照して組立てる。 
1. 1階建方工事
  @ 搬入、耐力パネル、柱、梁の製品番号を『パネル配置図・梁伏図』と照合して定位置に据える。

1階建方状況

  A 耐力パネルの向きを間違えない。耐力パネルと梁にALC下地(フラットバー)の有無を確認して据える。
  PC階段の受梁は段裏側にALC下地面が向く。
耐力パネルALC下地

  B 建てた耐力パネル同士間の梁は、早めに付ける。

PC階段受梁

  C 柱の無い耐力パネルの取付けは、側の柱にブラインドボルト本締め固定後、梁を付ける。
  先に梁を取付けると、パネルが入らない事や、
柱との間に隙間が生じる場合がある。

C柱無パネル側柱固定
C梁固定状況


  D 1階建入れは、水平器・下げ振りで確認する。
(誤差3o以内とする。)

 
  E 階段を取り付ける。

 
  F 本締めを行う。
重量鉄骨本締めと違い、普通ボルトを手締めする為、
締め忘れを防止するために全数マーキングを行い確認する。

 

耐力パネルの設置誤差の対応方法
耐力パネルの設置位置と設置位置墨との誤差については、監督員の判断で修正を行う。
(土台のガス入及び平板溶接による補修)
ボルト本締め

2. デッキ敷込み
  @ 部屋内は、通りの若番から敷込む。

  A 通路・バルコニーは、外側から敷込む。

デッキ敷込み

  B デッキに『ヒルティびょう』打の墨出しをする。

  C 『ヒルティびょう』打の施工時は、デッキ下への立入り禁止

ヒルティ施工

打込み器
ヒルティびょう

3. 親綱を足場間に張る
  耐力パネルに直に親綱を張ると柱が歪む恐れがある為、
仮設足場より、親綱を張る。
 親 綱 

4. 2階建方工事
  @ 搬入、耐力パネル、柱、梁の製品番号を『パネル配置図・梁伏図』と照合して定位置に据える。

  A 耐力パネルの向きを間違えない。耐力パネルと梁にALC下地(フラットバー)の有無を確認して据える。
  B 建てた耐力パネル同士間の梁は、早めに付ける。

  C 柱の無い耐力パネルの取付けは、側の柱にボルト固定後、梁を付ける。

  D 2階建入れは、水平器・下げ振りで確認する。
(誤差3o以内とする。)

 

E 本締めを行う。
重量鉄骨本締めと違い、普通ボルトを手締めする為、
締め忘れを防止するために全数マーキングを行い確認する。

2階建方状況

5. 水平ネット施工(R階梁下のみ)
水平ネット

6. 屋根下地取付け-小屋パネルは『施工手順(小屋パネル編)』を参照して組立てる。
   
敷地状況により手順が変わる場合が有ります。
  @ 垂直パネル取付け。

 
垂直パネルL
垂直パネルH
垂直パネルM
  
  A 垂木パネル取付け。(V金物を片側に取付け)


垂木パネル
  B 妻パネルを垂直パネルにボルトで固定する。


妻パネル
  C 本締めを行い、ペディメントパネルを地組して荷揚げしビス止めする。


ペディメントパネル

7. 金物取付け その1
  @ コン止め取付け。

  A ALCアングル下地取付け。(入角部分)

  B 2階耐力パネル下部のアンカーボルト吊り込み。(架構詳細図-位置確認)
 

 
コン止金物
ALC金物
2階アンカー吊込み

8. 非耐力パネル取付け(各種下地)-非耐力パネルは『施工手順(非耐力パネル編)』を参照して組立てる。
   
     
  @ 組立図と合わせる。

 
  A 向き注意。(軸組図)

 
手摺パネル
室外機置場パネル
サッシパネル
PSパネル


9. 金物取付け その2
  @ 止水板取付け。

止水板金物