建築施工マニュアル


建物の基礎工事は、上部の構造体の荷重を支持地盤に伝え、沈下を防止する役割を担う重要な工事となります。
完成後は地中に隠れて見えなくなるため、細心の注意を払い施工する必要があります。また、地盤条件や天候などで工事の難易度が変わることが多く、事前の工法の検討・協力業者との打合わせが重要になります。
なお、本編は山留め工事を要さない工事規模を想定し作成しております。
(注) 山留めを要する際は、敷地・地盤・排水・条件を検討して適切な工法を採用する。
《作業フロー》
マークをクリックすると、それぞれの施工基準をご覧頂けます。
 
*仮設工事①: 仮囲い及びゲート、法定看板、乗入敷鉄板、仮設事務所、仮設トイレ、仮設電気、仮設上下水道、架空電線保護などの設置工事
 
契約図面と確認許可済み図面を照合し確認する。
図面と工事費内訳書と発注済の工事台帳を照合し、図面の工事内容と発注業者と業者別の工事内容を確認する。
仮設計画の実施、手配(仮囲い及びゲート、法定看板、乗入敷鉄板、仮設事務所、仮設トイレ、仮設電気、仮設上下水道、架空電線保護など)
関係諸官庁への申請が必要な場合は、事前に申請すること。
隣接地調査(隣地境界杭確定、家屋調査、電波障害調査など)の実施を確認する。
建物配置、ベンチマーク、及び設計GLの設定
(設計図書との照合の上、施主様現地立会確認により決定する。)
近隣挨拶を実施する。
作業日、作業内容を協力業者と打合わせし、決定すると共に、使用材料の手配を行う。
使用材料には、それぞれ手配から納品までの必要日数があり、事前に納期を確認することが必要です。