建築施工マニュアル


2.アンカーボルト
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  アンカーボルトは、露出型式の柱脚工法を用いる。主要部材であるアンカーボルトを添プレート、アンカーフレームなどで所定の位置に設置し、配筋、型枠、コンクリート打設を経て、鉄骨建方の後、ベースプレート下面にベースパックグラウト(高強度無収縮モルタル)を注入座金を介して注入することにより、ベースプレートと基礎コンクリートとを密着・固定させる工法です。


 
  ベースパック工法の構成部品は、メーカーにより供給される。

 
 1. アンカーボルト  2. 注入座金  3. 定着座金
 4. 添プレート  5. フレームポスト  6. フレームベース
 7. ベースパックグラウト  8. ベースプレート  9. ナット
 10.端部ナット  11.ステコンアンカー  12.六角ボルト
 
ベースパック


  [1] 施工管理記録
   

施工管理の記録は「ベースパック管理ファイル」による。

  [2] 有資格者による施工
    アンカーボルト据付け及びベースパックグラウト充填の施工及び管理は、施工店の有資格者(ベースパック施工管理技術者、施工技能者)により行われるものとする。

  [3] 作業
    1.

捨てコンは、厚90mm以上、金コテ仕上げとし、養生期間は、2日以上とする。

    2. 柱芯及び柱型の墨出しを前日迄に終了する。
    3. 据付け位置、高さを立会い、コンクリート打設前に再度確認する。
    4. 据付け精度の標準許容差は、図1、2とする。
   

5.

建方、建入直し時、ワイヤーの反力を直接鉄骨柱で取らない事。
又、ベースプレート下部に異物が入らない様、事前に清掃しておく事。
    6. グラウト注入後、24時間以上経てから、注入枠を取り外す事。

 
アンカーボルトフレームの据付け精度の標準許容差
標準許容差
  -2≦e1≦2
  基準高さより誤差は
  -3≦
e≦10

アンカーボルト位置精度の標準許容差(コンクリート打設後)
標準許容差
-7≦e1≦7
 
捨てコン

墨出し

セット

グラウト