建築施工マニュアル


6.耐火被覆
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  建築で使われる鋼材は、約350℃で降状点が常温時の2/3程度(長期設計強度が確保できる限界)に低下します。 このため、火災時の鋼材温度が350℃を超えないように、耐火被覆をすることになります。

 
 
耐火被覆工法の分類例

 
 
吹付け


鏝押え
拡大部
  耐火吹付け材の材料は、建築基準法に基づく指定を受けた吹付け材の製造業者の材料とし、JIS A 9504に規定するロックウールを使用する事。


 
  [1] 耐火性能
    吹付け厚さ及びかさ比重は、所要の耐火性能に応じたものとし、表2による値を満足するものとする。
 
 
吹付け厚さ及びかさ比重


  [2] 施工中における注意事項
    施工中は、厚さ測定器を用いて吹付面積5㎡ごとに1ヵ所以上の厚さを確認しながら、施工すること。………建設省住指発第208号(昭和62年7月1日)による。

    吹付け厚さの確認は、柱1面に各1本、梁は6mにつき3本と規定している。………国土交通省住指発第208号(昭和62年7月1日)による。

  [3] 耐火性能
    施工後、すみやかに検査結果報告書、及び証明書を徴収する事。

 
 
施工厚さの検査 1

施工厚さの検査 2

かさ比重の検査

 
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