建築施工マニュアル


4.屋根
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  [1] 品質
    ALCパネルは、JIS A5416の規格に合格するものとする。

  [2] 製造メーカー
    使用メーカーは、クリオン(H12.7.1に日本イトン工業、小野田ALC、日本シポレックス工業が合併)、旭化成又は、同など品以上とする。

  [3] 使用材の厚さ
    一般に厚み100mmのパネルを使用する。
  
 
ALC規格


 
 
100ALC 屋根版

  外壁の項に順ずる。


 
  床の「表1 床(屋根)パネルの加工限界」を参照


 
  外壁の項に順ずる。


 
  外壁の項に順ずる。


 
  [1] 工法
 
 
敷設筋構法
一般部/A(小梁)


一般部/B部(大梁)


周辺部/C部(角座金仕様)


周辺部/D部(スラブプレート仕様)


周辺部/D部(マルカン仕様)


軒部/E部


出隅部/F部




  [2] 構法の特徴
    パネル長辺相互の目地溝部に取付け金物を介して鉄筋を敷設し、この溝部にモルタルを充てんすることにより躯体に取付ける構法、敷設筋構法にて施工する。

  [3] パネルのかかり寸法
    屋根および床パネルのかかり寸法は、主要支点間距離の1/75以上、かつ4cm以 上とする。

  [4] 目地鉄筋の寸法
    長辺目地には、原則として、長さ1,000mmの目地鉄筋をスラブプレートの穴に通 し両側に500mmずつとなるようにし、かつ目地溝部の中央に位置するようにする。

  [5] クリアランス
    パネル短辺相互の接合部には、20mmの間隔を設ける。

  [6] 目地部モルタル充填
    目地部は、必要に応じて適度の水湿しを行なった後、モルタルを充填する。 充填モルタルは、パネル上面より数mm程度盛り上がるように充てんし、水引き具合を見計らい、定規でパネル上面にそろえ、削り取る。