建築施工マニュアル


1.下地
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  常に作業に適した服装、装備で、安全保護帽の着用を徹底する。
  所定の場所で喫煙し、作業中は喫煙しない。
  資材の落下、墜落防止に留意し、必要な安全対策を講じる。
  絶えず作業場の整理整頓に注意し、関係者以外は立ち入り禁止とする。


 
  [1] 非耐火野地 ……
OSB 12mm(ナスラック)、
     
又は普通合板(耐水合板タイプⅠ) 12mm
  [2] 耐火野地 ………
18mmまたは 20mm(ナスラック)
  [3] アスファルトルーフィング 22kg

 
OSB

耐火野地
  [1] 材料の保管及びチェック
    1. 損傷のないように留意する、又雨に濡れないようにする。

  [2] 下地面の確認
    1. 下地に不陸、段差や寸法に間違いがないかチェックする。

  [3] 作業環境条件
    1. 天候に注意する。(晴れた日が望ましい。)
    2. 強風の日は避けて作業をする。
    3. 日没前に作業を終了し、日没後の作業は行わない。


 
  [1] 下地の確認
    1. 母屋の取付け位置は正しいか、また段差はないか。

  [2] 野地板の施工
    1. 軒先では野地板の先端は立上がり壁面とする。
    2. 野地板(合板ア12mm)は50mm以上の釘で300mm程度の間隔で母屋に固定する。(公庫では周辺部150mm以内一般部300mm以内となっている。)
    3. 野地板(耐火野地ア20mm)は、1枚当り16ヵ所以上のビス止めとする)。

  [3] 役物の取付け(板金、水切りなど)
    1. 役物端部のハゼ折りは納まり上必要なので、接合部以外で潰したり、切り取ったりしないこと。指定箇所以外に釘を打たない。
    2. けらば水切、捨板水切りの上にくる釘孔には絶対釘を打たないこと。
    3. 捨板部分(けらば水切、捨板水切り)に掛かる屋根材は幅100mm程度切落として肩をつけて施工する。
    4. 小幅物の屋根材がきた場合、接着剤を併用して固定すること。

  [4] アスファルトルーフィング葺
    1. 軒先より葺き始め、隣接するルーフィングの重ね幅は長手方向200mm以上、幅方向100mm以上とする。
    2. ルーフィングはたるみやしわを生じないように行う、必要に応じてステープル釘を用いて仮止めを行ない、間隔は屋根流れ方向で300mm程度、流れ直角方向では900mmとする。
    3. 谷、棟部分は二重葺及び1000mm幅の捨て張りをする。
    4. 壁との取合い部は、雨押さえ天端より50mm以上立ち上げる。
 
鉄骨母屋

普通合板下地

軒 先

軒 先

アスファルトルーフィング