建築施工マニュアル


2.カラーベスト
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  安全衛生責任者を専任し、関連法規に定められた安全規則を守り、常に作業者の安全を確保する。
  常に作業に適した服装、装備で、安全保護帽の着用を徹底する。
  所定の場所で喫煙し、作業中は喫煙しない。
  資材の落下、墜落防止に留意し、必要な安全対策を講じる。
  絶えず作業場の整理整頓に注意し、関係者以外は立ち入り禁止とする。
 
カラーベスト葺


 
  [1] カラーベスト…… 東建オリジナル特別指定品:ナスラック商品
 
 
コロニアル

グリシェイド

  [2] 役物(耐摩カラー t=0,4)
    1. 軒先水切、けらば水切
    2. 棟包
    3. 雨押え
    4. 捨板水切
    5. 谷板
    6. 換気棟
連 包
換気棟


  [1] 材料の保管及びチェック
    1. 損傷のないように留意する。また雨に濡れないようにする。

  [2] 下地面の確認
    1. 下地に不陸、段差や寸法に間違いがないかチェックする。

  [3] 作業環境条件
    1. 天候に注意する。(雨の日は作業しない。)
    2. 強風の日は避けて作業をする。
    3. 日没前に作業を終了し、日没後の作業は行わない。

  [4] 施工の中断及び中止
    1. 施工時の天候が、降雨時又は降雨が予想される場合、もしくは降雨後で下地が塗れている場合。
    2. 強風、高温など気象条件が悪く、施工や安全上支障がある場合は施工を中断する。

 
  [1] 下地の確認、清掃
    1. 下地に不陸、段差や寸法に間違いがないかチェック。
    2. ルーフィングにたるみ、しわがないか確認。
    3. 下地を清掃し、塵、泥土などを十分に除去する。
    4. 役物部分(水切り、谷など)の納まりに不備がないか確認。

 
  [2] カラーベストの施工
      別図カラーベスト葺 手順による 

 
  [3] ビスの種類、位置
■ビスの種類について
5.2㎜厚のカラーベストは長さ30㎜φ4以上のビス(純正ビスまたは皿頭タッピングビス)を1枚につき4本留付ける。
長さ30㎜未満のビスを使用した場合、空転により保持力が確保できない恐れあり。
      ■ビス位置について
カラーベスト留付けビスの先端が下地鋼材(母屋)に当たる場合は、既存孔から上方向へ60㎜程度内の位置にドリルで下孔をあけてからビス留めする。その場合、ルーフィングを貫通した孔から漏水の恐れがあるため、先孔はシーリング材により孔埋めする。尚、シーリング材は防水性・耐久性に優れているものを使用し、色調はカラーベストと同系色のものとする。


  [4] 施工後の施工確認と清掃
    1. 施工後は、残材や水切りなどの切れ端が残らないようにする。
    2. コーキングの打ち忘れはないか。また汚れはないか。
    3. 特に役物廻りの施工後をチェック確認する。