建築施工マニュアル


1.ユニット
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  ユニットバスとはバスルームユニットの略で、浴槽、換気設備、電気設備などを工場で一体に組込んでユニット化したものであり、共同住宅における浴室とはユニットバスの事をさす。


 
UB

  製品は当社指定の製品に限り、変更の際、御施主様の承諾及び設計事業部の承認が必要となる。現在使用可能な製品は下記の通りである。

1116タイプ : 松 下 電 工 LPON‐1116
  (株)ブリヂストン RP1116FT71
  日ポリ化工(株) BRP‐1116P
  INAX BP‐1116SBZE
1014タイプ : 松 下 電 工 MEO‐1014
  (株)ブリヂストン NP1014(手洗い無し)
    NL1014(手洗い付き)


 
  土間コンクリート打設後2日以上経てから設置する。
  各給・排水管は設置前に配管作業をしておく。
  搬入経路を確保し、必要開口寸法は概ね1300×700程度。  (詳細な必要開口寸法は各メーカーカタログなどを参照)
  工事中に作業員の工具や資材を置かない。
  梱包材などの残材は持ち帰らせる。
  給湯配管(給湯器出口から水栓入口までの配管)は5m以内7曲がり以内で配管する。これ以上長い配管もしくは水栓取付け高さと給湯器下端の高低差が400mm以上ある場合圧力損失が起こる為、注意が必要。
  寒冷地では水道凍結対策として、水抜きが出来る寒冷地用水栓を使用。


 
  下記の挙げた設置最小寸法については参考値であり、実際使用する製品の詳細図など確認の上、施工し、梁欠き加工は建築プラン作成時においてできる限り避ける様に心がける。しかしやむをえず梁欠きを行う場合、幅+高さが500mmを超える梁欠きは使用者の安全上行わないこと。

    水平方向 : 躯体とのクリアランスは最低20mm確保し、湯水混合栓との接続用給水給湯をユニット裏側に立ち上げる場合、立ち上がり側のクリアランスは最低50~60mm確保。
    垂直方向(上): 天井パネル取付け作業や換気ダクト配管の点検の為、躯体とのクリアランスは最低200~300mm程度確保。
    天井点検口 : 点検口の位置は決まっている為、点検口の上部は200mm以上の空間が必要。


 
  [1] 水道法
      ユニットバスに給水装置が付く場合、受水槽(高置水槽)以下の装置に関しては水道法に規定する給水装置はないが、水道直結の場合は水道法に規定する装置を使用する必要が出てくる事がある為、各市町村水道局の指導に従う。 (注:一部の地域では受水槽以下の装置についても規制を受ける地域がある)

  [2] 消防関連
      換気乾燥機仕様の際、地域により壁、天井、乾燥機周辺の材質に制限がある場合もある為、所轄の消防署へ確認が必要。