建築施工マニュアル


安全衛生管理
墜落、飛来落下の防止
下のリストボックスから項目を選択すると、 各項目へジャンプすることができます。
墜落防止の措置 高さが2m以上の箇所で墜落のおそれのある所での作業
作業床を設ける 安全帯を使用
【1】 足場を組立てるなどの方法で作業床を設ける。
【2】 作業床の端、開口部には囲い・手摺・覆いなどを設ける。上記の方法が取れない場合は安全ネットを張り、安全帯を使用させる。
親綱を取付ける 悪天候
【3】 安全帯を安全に取付ける為の設備(親綱など)を取付ける、又取付け設備は随時点検すること。
【4】 悪天候(強風、大雨、大雪など)の時は作業に付かせてはいけない。
照度保持
【5】 安全に作業を行なえる照度を保持すること。
 

安全帯の使用方法
安全帯の使用
【1】 高さ(深さ)が2m以上の箇所で墜落の危険のおそれある作業では、事業者は安全帯を使用させなければならない。また安全帯を容易に取付け使用できる親綱などの設備をすること。
ロリッブ
【2】 安全帯を数段又は上下に移動して使用する場合は、親綱にロリッブを使用すれば利用度は高い。
【3】 安全帯を作業員に使用させる時は安全に取付けるための設備をすること(親綱など)。

手摺の取付方法
1.開口部の手摺
エレベーター室の各階出入口開口部は立入禁止の表示と通行止柵を設ける。
【移動式開口部柵】
移動式開口部柵
柵は堅固に作られていること。
【開口部ピットなどの場合】
開口部ピットなどの場合
蓋、手摺、柵を設ける。飛来落下防止の為、巾木、巾先板を取付ける。(足場板、又はアミを張る)。
【公道での場合】
公道での場合
公道では、柵、蓋、手摺は特に堅固なもので管理を充分にすること。
2.足場手摺
【1】 ロープなどの支持物は堅固なもので、間隔は短く常に緊張していること。
【2】 ロープなどはたるみがちで、常にブラブラして不安定なものは手摺と認めない。
【3】 枠組みの筋違いは手摺と認められるが、しゃがんだ時の側面開口部に注意。
※設備は丈夫で堅固でなければいけない

墜落防止安全ネット
鉄骨組立、開口部、その他墜落のおそれのある所には、墜落防止安全ネットの措置を講ずる。
【1】

安全ネットは丈夫で損傷のないものを使用すること。
【2】 アミはたるみを考慮して張り、下に障害物のないこと。
安全ネット

墜落防止安全ネット踏抜き防止(スレート屋根など)
スレート・木毛板などの材料でふかれた屋根上での作業
屋根上での作業 屋根上での作業

飛来落下の防止
飛来落下の防止
【1】


3m以上の高所から物体を投下する場合は適当な投下設備を設け、又は監視人を置くこと。
【2】 物体が落下、又は飛来するおそれがある場合は、飛来落下防止設備、保護帽の使用、防網の設備、立入禁止区域の設定、その他適当な措置を講じること。

養生アミ及びシート
【1】 養生アミ
  頂部…骨組みに30㎝以下の間隔で緊結、垂れ下げる。
  アミの閉じ合せ…間隔60㎝以下
  アミの重ね…15㎝以上
  最下部…アミがめくれない様に確実に取付けること。

養生アミ
【2】 養生シート
  閉じ間隔…45㎝以下
  シート布相互にすき間ができない様に閉じ合わせる。
養生シート
【3】
養生棚(朝顔)
養生棚(朝顔)

はしごと架台
高さ又は深さが1.5mを超える所で昇降する場合は昇降設備を設けること。
1.移動はしご
著しい損傷、腐食などがないものを使用する。
移動はしご
滑り止め装置

2.架台
建設現場で使用しているものは脚立でなく架台(ウマ)。
足場板は3点支持で必ず開き止め金具をし、開脚角度は75 度以下とすること。
架台
3.脚立
踏面は適当な面積を有すること。
踏面のないウマは使用しない。
脚立


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