建築施工マニュアル


鉄骨製作業者が工場で製作した部材を現場に搬入し、工事現場で順次組み立てることによって出来上がる。
つまり、鉄骨工事は工場製作と現場施工の2段階に分かれ、建物の工期や施工誤差によって出来上がりに与える影響が大きいため、製作時、及び現場取付時のそれぞれを管理することが重要となります。
また、基礎工事中に行うアンカーセットは、鉄骨柱を建込む位置を決め、わずかな誤差が建物全体に大きな影響を与えるので細心の注意を要する。
《作業フロー》
マークをクリックすると、それぞれの施工基準をご覧頂けます。
 
建方日を施工業者と打合わせし、決定する
鉄骨製作業者が作成した施工図を設計図面と照合し確認の上、承認する。
原則、工場製作前には施工図の承認を行う。
鉄骨工場製品検査を実施する。(工場監理課検査員の立会を依頼する。)
第3者機関に溶接検査(超音波探傷検査)を依頼し、実施を確認する。
鉄骨業者が作成した建方計画書を確認する。(建方日数、作業人員、作業手順、安全対策、楊重機の設置場所、荷受け搬入車両設置場所)
必要な安全仮設資材(水平ネット、親綱支柱、親綱、安全ブロック)の手配をし、現場納入を確認する。
警備員が必要な場合は早めに手配しておく。