建築施工マニュアル


3.換気棟
下のリストボックスから項目を選択すると、各項目へジャンプすることができます。
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  車両などで運搬するときは、平積みとする。
  積降ろしの際に角などを損傷しないよう、十分注意する。
  吊り上げるときは当て板などを用いて、ロープ掛けによる損傷を防止する。
  安全に対して事前の打ち合わせ、現場の下見をし、雨天の場合や強風の時、雪、凍結に より足場が滑りやすくなっている場合には作業を行ってはならない。
  滑りやすい履き物を使用しない。
 
換気棟


  [1] 使用制限
    年間平均積雪量が60cm以下の地域に適用する。

  [2] 吸気口・排気口の有効換気面積
    吸気口・排気口の有効換気面積は、住宅金融支援機構融資住宅・工事共通仕様書に記載する 基準値に準ずる。
      排気口:棟の頂上部に、天井面積の1600分の1以上
吸気口:軒裏に、天井面積の900分の1以上

 
 
商品仕様

 
 

S型(極薄型棟用)
YVG 0.5P・1P・2P
棟包にすっきり納まり、屋根の美しい葺きあがりをそこなわない極薄タイプです。


L300型(棟用)
YVBW 0.5P・1P・2P
換気面積を増加させて性能を大幅にアップ。屋根の美しい葺きあがりをそこなわないよう、高さを抑えたデザインです。
換気面積が2.5倍になり、換気性能を大幅にアップ。また、防水・耐風性能も高めました(当社比:メタル換気棟L型)。
換気面積の増加により、対応可能な屋根がふえ、適応面積が広がりました。
換気構造、施工法、附属部品はメタル換気棟L型と共通です。



L型(棟用)
YVB 0.5P・1P・2P
シンプルですっきりとしたデザイン。現代的な洋風建物や急勾配(8寸)屋根にフィットする薄型タイプです。小スペースにぴったりのハーフサイズもあります。

 
 
取付け基準一覧表

 
施工方法
 [1]野地板の開口
  ●換気棟部の野地板に、排気用の開口部を開けてください。

   <開口部サイズ>
 
長さ方向※1 幅方向※2
(910×P-80)mm

L600型、L300型

S型、L型、H型
80mm 60mm
※1:Pは取付ける換気棟の個数


0.5Pの場合 375mm
 1Pの場合 830mm
 2Pの場合1740mm



  [2]S型(平棟用)
  棟包と換気棟との接合部分にはジョイントピースを取付けます。
  棟包と換気棟とはジョイントピース上で突き付けて取付けます。
  換気棟を連続して取付ける場合も同じ要領です。

換気棟の固定は屋根材に下孔を開けてから補助シートを換気棟下のビス位置に敷き、専用のタッピングビスで固定します。
  ■納まり図 ■施工概要


  [3]L型(平棟用)
  本体下部は標準の棟包と同じ形状のため、そのまま連続した取付けができます。
  棟包と換気棟との接合部分で50mm以上重ね、重なり部にシーリング処理をします。
  換気棟を連続して施工する場合も同じ要領です。
  棟包の幅で固定用アングルを取付けます。


固定用アングルの取付けは、屋根材に下孔を開けでから補助シートを固定アングル下のビス位置に敷き、専用のセルフドリルビスで固定します。
アングルのきわにシーリングをして、換気棟の本体下部を固定用タッピングビスで固定用アングルに取付けます。
本体上部をしっかりと押えて、接続ビスで本体下部に取付けます。
  ■納まり図 ■施工概要


  [4]L300型(平棟用)
  棟包と換気棟との接合部分にはジョイントピースを取付けます。
  棟包と換気棟とはジョイントピース上で突き付けて取付けます.


換気棟を連続して取付ける場合も同じ要領です。
換気棟の施工要領はL型と同じです。
  ■納まり図 ■施工概要