建築施工マニュアル


1.アルミ建具
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  [1] 製品の性能
    製品は耐風圧性、気密性、水密性、遮音性、断熱性について所定の性能を有する既製品とする。
  [2] アルミの性質と養生
  材料のアルミニウムは傷がつき易く、また打撃などの衝撃にも弱い為、搬入時、保管時、取付け時、 取付け完了後、その都度取扱い、養生に気を付ける。また、溶接で取り付ける場合には、その火花の飛散によって溶けてしまわない様に風向きに注意し、不燃材などで養生しながら施工する。
  材料のアルミニウムは接触腐食(銅、銅合金)を起こす恐れがあり、またモルタル、プラスターなどの付着が長期にわたると変色する場合があるので、速やかに除去する。
  [3] 注意事項
  アルミサッシは、枠、建具共に組み立て部材の小口が突付け小ねじ締めとなっているので、固定で きず変形し易く、運搬搬入には十分気を付ける。
  現場保管については、盗難、破損、傷にならない様に十分考慮する。
  ALC100用溶接サッシは、メーカーの提出する承認図を次項についてチェックし承認する。 色、使用個所、本数、縦・横内法寸法、換気框、欄間の有無、 梁天から枠下端アングルピースまでの寸法、上下左右の溶接しろ寸法、 ALC100仕上り面とサッシ外面の出入り寸法


 
アルミサッシ引違い
  アルミサッシ …メーカー仕様の指定品


 
  サッシ取付け個所開口部の面台に巾に対する芯墨を付ける。
  サッシ取付け個所開口部の袖壁に基準水平墨を付ける。
  各墨に合わせ外壁木下地、外壁軽量鉄骨下地については、ビスで止め付ける。
  各墨に合わせ外壁ALC100については、開口アングルに溶接で止め付ける。
  溶接完了後溶接個所を錆止めタッチアップ(取り付け業者)し、サッシと開口アングルの 隙間にモルタルを充填する(左官)。

 
 
サッシ分類表