建築施工マニュアル


1.塗装
下のリストボックスから項目を選択すると、各項目へジャンプすることができます。
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  [1] 安全
  脚立足場・足場板を使用する場合は法規に従い、安全に十分気を付ける。
  服装は、突起物に掛からない様に、袖・裾などの始末を行う。
  密閉された階段室や屋内で作業する場合は、換気を十分行う。
  塗料については火災・盗難を考慮し、できる限り使用する分ずつ搬入する。

  [2] 保管
  保管する場合は周囲の建物から1.5m以上離し独立させ、直射日光が当たらない様、不燃材などで屋根を葺く。
  床については、浸透性の少ないもので耐火性能のあるものを敷く。
  また天井を設けず通風が確保できる様にしておく。

  [3] 養生
  第3者へ塗料の飛散などの損害を与えない様、十分養生を行う。

  [4] 作業中止
  気温5℃以上湿度80%以下で施工し、降雨雪・強風などで水滴、砂塵、浮塵が付着する恐れのある場合、飛散による損害が発生する恐れのある場合は作業を中止する。

  [5] その他
  前工程完了部分の養生をしっかりする。(土間については飛散のみならず、脚立の足による傷、陥没に注意)
  工程会議などで他業種との調整を十分図る。
  作業後、使用したテープ・ビニール・布・空缶など必ず処分する。


 




    
塗装と材料

 
  軒天井
    ボードビスの頭、ボード表面の傷をパテで埋める。
    ボードの目すかし部分、出隅、入隅は、刷毛塗りとし、溜り、流れ、泡などができないように塗る。
    平面については、ローラーブラシ塗りとし、むらの無いように均一に塗る。

  竪樋
    塗り範囲は巾木の高さまでとし、建物と同色で均一に塗る。

  引き込み金具
    オーバーフロー管
    建物と同色で均一に塗る。

  散水栓
    水道メーターボックス・ドレン
    鋳物の場合はワイヤーブラシなどで付着物、汚れを除去し、マスキングテープなどで周囲を養生し塗装する。

  鉄扉
    ワイヤーブラシなどで付着物、汚れを除去し、マスキングテープなどで周囲を養生し塗装する。

  階段鉄部
    亜鉛メッキが施してあるので、エッチングプライマーで下地処理をしてから塗装する。