建築施工マニュアル


2.給湯
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  配管材料は耐食性、強度、耐久性を考慮して適切な材料を選ぶ。
  給湯管は、規定の配管材を用いて施工を行う。
  材料の保管は、管が土で汚れる事がないようコンクリート部の上などに場所を設ける。
  使用する道具は、用途に準じ取扱いには十分注意する。
  管内には、施工時に管内に異物が入らない様に十分に注意する。
  設備工事は、他業種とに関連が多い為、工程計画には十分注意する。
  PS内は、スペースに限りがある為PS内の配管計画は十分に検討する。
  排水の立ち上げ位置は内部造作の納まりを十分検討し、位置を決定する。


 
すべての給湯管に被覆銅管を使用する。
給湯管にはサヤ管工法、ヘッダー工法などを使用しても良い。
JIS規格品


 
給湯管1

給湯管2
  [1] 吊り金具
    配管の天井吊り金具は、インサートを所定の間隔で打ちそれに固定する。インサートの間隔は1m以内とする。

  [2] 支持固定
    配管の支持固定は、なるべく曲がり部の近くで行う。
    床上転がし配管は、サドルバンドを使い固定する。

  [3] 継手
    継手は極力設けない様にする。また、長い給湯配管には温水の温度によって管が伸縮する為、伸縮を吸収する様、伸縮継手を用いる。

  [4] 圧力試験
    内部配管完了後は圧力試験を行ない、配管に欠陥がない事を確認する。

  [5] 立配管
    内部立て配管は、間仕切壁下地に補強材などを使いぐらつかない様にしっかりと固定する。

  [6] 補強
    ユニットバス内部リモコン取り付け位置には、ユニットパネル裏に補強下地を内部造作前に入れておく。

  [7] 外壁貫通部
    外壁貫通部は、配管後直ちにコーキング処理し、界床貫通部は、モルタル処理する。
 
吊り金具