建築施工マニュアル


3.舗装/透水性舗装
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  透水性舗装の構成・仕上がり例を図1に示し、区分Ⅰは歩行者のみ、区分Ⅱは管理が走行する。

  表層は雨天においても適当な空隙により速やかな排水、すべり抵抗、軟らかさから快適な歩行性を確保する層である。
  路盤は表層を支持し、荷重を分散させ、排水性能を有する層である。
  フィルター層は、透水性の表層及び路盤を通過した雨水を路床に浸透させて、路床が軟弱化することを防ぐ層である。

  →関連書籍 水と舗装に関する研究会『よく分かる透水性舗装』

 
 
透水性舗装の標準構成





  表層に使用するアスファルトは石油アスファルト乳剤の規格によるスレートアスファルトとして透水性を考慮し、再生材は使用してはならない。
  路盤には、特記により透水性と施工性を考慮してクラッシャラン(C‐20)を使用するのが望ましい。
  フィルター層には砂を使用する。


 
  フィルター層の施工は、厚さが均などになるように敷き均し、軽いローラー、ブルドーザ、小型ソイルコンパクタなどで転圧する。
  フィルター層の締固め度は規定していないが適度に締固める。