アスファルト

「アスファルト」とは、石油に含まれている炭化水素のことで、土瀝青（どれきせい）、地瀝青（じれきせい）とも言う。また、分留精製することで、取り出せる残油がそのままアスファルトとして利用が可能なことから、ストレート・アスファルトと呼ぶ場合も。黒色の固体、半固体の物質で、道路舗装、塗料、絶縁材などに利用されている。石油から精製する物以外にも天然アスファルトがあり、岩や砂に染み込んでいたり、岩の割れ目などから産出されたりする物を指す。アスファルトと骨材を加熱し、混合させたアスファルト合材を敷いて転圧する工法を、アスファルト舗装と呼ぶ。アスファルトは施工後数時間で車の往来が可能になり、排水、静音性が高いのが長所。その反面、タイヤ跡が容易に発生するといった、アスファルト自体のライフサイクルが短いと言う短所もある。