汚垂れ（オタレ）

「汚垂れ」とは、出窓の下や庇の下などで、上から流れてくる雨水がそのまま流れ込まないようにする部分のこと。先端に溝を付けるなど、垂れ下げておくことによって、雨水を切る。そのため、先端にはしっかりとした角が切られていなければならない。15mm以上下げていなければ役には立たず、回り込んでしまうことになる。コンクリートの場合には、型枠に目地棒を入れておくことで、簡単に汚垂れを作ることができる。小便器の下に使うプレートも、汚垂れと呼ぶ。その性質上、抗菌仕様になっている物がほとんどで、タイル割りに合わせて使うことができるようなサイズになっている。加工もしやすいように作られている物が多い。