木材の分類（モクザイノブンルイ）

「木材の分類」とは、国産材と外国産材のうち、大きくは広葉樹材と針葉樹材に分けられる。また、ラワンなどのフタバガキ科の南洋材を入れて3つに分類することも。一般に通直な材が得やすい針葉樹材は建築材料に、広葉樹材は家具材など、南洋材は合板と言う使われ方をする。また、木材製品を造る方法により「無垢の木材」と「集成材」に分類することもある。無垢の木材とは、木材を製材した物のこと。その中でも、含水率を25％以下にした物、また人工的に乾燥させた物や天然乾燥させた「乾燥材」と含水率が25％を超える「未乾燥材」に分けられる。役割により、「構造材」と「造作・建具材」に分けられることもある。構造材とは、母屋、垂木、梁、柱、土台などに使用される建物の主な構造で使用される木材のことで、造作・建具材は骨組以外の部分、障子や鴨居などの内装の仕上げに使用される木材のことだ。