金型（カナガタ）

「金型」とは、ある製品を量産するために作られる、金属製の型を総称する言葉。工業製品である金属製や樹脂製の部品を、塑性加工や射出成型などプレス加工により製造するための型をさす。金型のほとんどは金属製だが例外もある。また、加工工具の一種ともみられるが、工具が集団的にシステム化し、特定の部材成形のみに特化している点が大きな違いだ。種類としては、金属材料を打ち抜いたり曲げたりするプレス金型、圧力を加えて材料を変形させる鍛造型、高温で溶かした鉄やプラスチックを流し込んでから冷やし固めて成形する鋳造型などがある。日本金型工業会によると、2007年の国内生産額は1兆7014億円で、都道府県別では愛知県がトップとなっている。