仮組み（カリクミ）

「仮組み」とは、接着剤などを用いて組み立てる前に、他の部材や部品との調整、または点検のために行なう組み立て作業のこと。部品サイズに間違いはないか、ほぞ穴は正しく作られているかなどを確認。一般的に、橋梁などで仮組みは行なわれる。建築鉄骨の場合、複雑な形状の場合や、曲面を有する構造体、大型のトラスなどで行なう。一般的なラーメン構造の場合、仮組みは行なわれない。工場で組み立て、その後、組み立て後の取合部の精度や部材寸法などを確認し解体して、工事現場に運ぶのが一般的な工程である。仮組みをするよう指示がある場合、仮組み範囲を特定して要領書を作成し、工事監理者の承認を得る必要がある。