充てん接着（ジュウテンセッチャク）

「充てん接着」とは、材料の表面にある隙間や凹凸などを埋めながら接着することを言う。代表的な物に、エポキシ系の充てん接着剤がある。充てん接着は、主剤と硬化剤を混ぜてから、接着部に余るぐらい十分な量を塗布し、すぐに接着したい物を接合して、そのまま固まるまで動かないよう固定して接着。この他の方法に、コンタクト接着があり、コンタクト接着は流動性のない樹脂に溶剤を加えて、低粘度にした物を接着面に塗って接着させる。この二つの方法には適否があり、「接着後すぐに強度が出る」や「貼り合わせ後に位置を変えられる」などのメリットを考慮して、被着体の形状、接着目的などにより、接着方法を選定する必要がある。