バカ穴（バカアナ）

「バカ穴」とは役立たない穴や間違って開けられた穴。ボルトやねじなどを通した際、またはドライバーの形が合わないまま無理な扱いをして開いた、あるいは、締め過ぎによって必要以上に大きく開けられた穴のことを言う（ねじ頭が傷む、バカになるとも言う）。「髑髏」（どくろ）とも言い、トンネル工事でダイナマイトを充てんするのに掘る各種の穴の中で、ダイナマイトを充てんしない余分の穴のことをさす。 また、コンクリートのマンションなどの場合、部屋の天井には工事するとき、下の階から工事をして上がっていくので、型枠などをはがしたあとに上の階へ上げるために床（天井）のスラヴに開ける工事中使う穴を言う。なお、こうして開けられた穴は完成ときにはコンクリートで塞がれる。