電子受発注（デンシジュハッチュウ）

「電子受発注」とはインターネットなどのネットワークを通じて企業間で商取引を行なう仕組みのこと。英語の「Electronic Ordering System」を略して「EOS」と呼ばれることが多い。発注書や請求書などの商取引のデータを、従来の電話やFAＸ、書類の郵送といった方法で伝えるのではなく、ネットワークを通じて電子データの形でお互いに送受信する。日本では1970年代に、主に小売業の発注業務効率化を図るために導入されたシステム。通信プロトコル（接続の方法）が統一化され、誰でも簡単に受発注できることから、小売業と卸売業の間で広く普及した。人手を介することなく取引先に提供できるため、紙媒体よりも転記ミス、入力ミスなどが少ない。