アドオン返済（アドオンヘンサイ）

「アドオン返済」とは、返済方法のひとつのこと。返済終了まで当初の借入額を元本とみなしているところが特徴的だ。ここから利息を計算し、分割して上乗せするということから、アドオン返済と呼ぶ。元本に対して、金利総額を加えたものを返済回数で割る。返済が進めば元本も減り、そこに金利をかけていくのが一般的な返済。しかし、アドオン返済では、元本が借り入れ当初の額となるため、実質金利が高くなる。そのため、繰上返済をしたとしても、計算上は借り入れ当初の元本となるため、支払利息は減らないことに。元本を返済し減らしているのにもかかわらず軽減効果がない。現在は、アドオン返済は禁止されている方法であり、実質年利を表示しなければならないことになっている。