雨戸（アマド）

「雨戸」とは、風雨を防ぐためや遮光のために使われる戸のことで、防犯や目隠し目的にも使われる。主に、小窓や掃き出し窓の外側に立てられる。「雨戸」を設置することにより、窓ガラスが破損するのを防ぐことができる他、内側から施錠すれば、外側からは開けられないため防犯効果も高い。日本では一般的だが、海外ではほとんど見られない。ただし、欧米では遮光や目隠し、装飾を目的とした、内側に立てる戸はある。
「雨戸」は、寝殿造りの時代には見られなかったが、書院造以降で用いられるようになったと言われている。雨戸がつくられた当初は木製の物がほとんどであったが、産業の発達によりアルミや樹脂などの素材でも作られることも多くなった。