維持管理対策等級（イジカンリタイサクトウキュウ）

「維持管理対策等級」とは、維持管理に関する対策の手厚さを示している等級のこと。維持管理対策等級では、等級1から等級3で表示される。給排水管やガス管など、日常利用されているものに対して示されているが、これは住宅性能表示制度によって行なわれている。専用配管と共同配管に分けられているところも特徴だ。もっとも高いのが等級3であり、維持管理に関して特に配慮されている場合に表示され、清掃口や点検口などが設置されていなければならない。等級2は、躯体を傷つけることなく点検補修ができるような状態で、それ以外は等級1と表示される。躯体構造に比べると、配管などは耐用年数が短いことから、メンテナンスをしなければならないために表示する制度と言える。