ウォーターハンマー

「ウォーターハンマー」とは、管内で発生する圧力波のこと。ハンマーでたたくような音がするため、ウォーターハンマーと呼ばれている。液体が満たされている管内で、圧力が急激に変化することで起きる。急激に増圧したり、水栓を閉じたりすると、流れに急激な圧力変化が生じたときに起きやすい。配管に伝わっていくことで、振動や衝突音を生み出していくことになる。急激に止栓できるということでは、シングルレバー型水栓で起きる可能性が高く、配管自体が曲がっていたり、固定が不十分であったりする場合にも起きる。ポンプが何らかの理由で急停止したときにも発生。衝撃によっては、弁などを破壊することもあるうえ、固定部分も壊してしまう可能性が出てくるから注意が必要だ。