置敷き（オキジキ）

「置敷き」とは、接着剤やグリッパー工法などを使用して固定することなく、床に奥だけのカーペットを敷く方法のことを指す。グリッパー工法とは、カーペットの施工方法のひとつで、カーペットを、グリッパーと呼ばれる、釘の出た板で引っ張るように部屋の四隅に止める方法だ。これに対して置敷きは、置くだけと施工が容易なため、様々なシーンで用いられている。代表的なのはタイルカーペット及びラグ。タイルカーペットは50㎝角などにカットされたカーペットで、タイルのように敷き詰めて使う。施工が容易で、部分的に取り換えも可能なことから、オフィスでの利用が増加した。材質も、耐久性や防汚性に優れた物などが用いられている。