買戻し（カイモドシ）

「買戻し」とは、売却したものを再び買い戻すこと。不動産の場合には、特約を付けて売却するため、一般的な買戻しとは要件が異なる。民法で規定されたもので、売主が一定期間内であれば、売却代金の他に契約にかかわる費用も負担することができれば、その売却した不動産を取り戻すことができるというもの。効力を発揮させるためには、所有権移転登記と同時に買戻し特約を登記しなければ効力を発揮できない。行使できる期間も定められており、最長で10年以内となっている。もしも、期間を定めなかった場合には、5年以内となるだけではなく、更新できない。買戻し特約を登記した場合、転売して買い受けた購入者にも効力を発揮させることができる。