機械等級製材（キカイトウキュウセイザイ）

「機械等級製材」とは、JAS規格製材で、機械によってヤング係数を測定し、木材の強度を等級区分した製材のこと。製材は1級から6級までに等級区分される。製材とは、丸太や原木を鋸挽きした木材で、挽き材とも言う。建築の他、家具や建具、土木、輸送、造船、車両など幅広い分野で利用されている。JAS規格製材には、他に目視等級製材がある。こちらは、節や丸身などの材の欠点を目視により測定し、等級区分したもの。甲種構造材と乙種構造材に分類される。また、等級区分は1級から3級まであり、1級がもっと強い木材だ。機械等級製材や目視等級製材のような、JAS規格製材以外の慣習的な区分も存在して無等級製材と呼ばれ、木材の樹種によって基準強度が定められている。