珪酸カルシウム板（ケイサンカルシウムイタ）

「珪酸カルシウム板」とは、水酸化カルシウムと砂を使って成型した板材のこと。主に耐火断熱材として用いられ、鉄骨の耐火被覆としても重要な材料。耐火断熱性が優れているだけではなく、比重も軽いということも重要なポイントで、施工性も高いことから、様々なところに利用されるようになった。一般的に珪酸カルシウム板というより、ケイカル板と言えばすぐに伝わる。火を使うガスコンロ台回りなどは、特に利用しやすい場所であり、他にも軽量を生かして軒天井に使われることも多い。タイル下地や塗装下地にも利用されることがあるが、塗装下地にする場合には、下地処理をしなければ塗料が乗らないため、シーラーが必要になる。