契約電力（ケイヤクデンリョク）

「契約電力」とは、消費者が電力会社と契約する内容のひとつで、使用最大電力のこと。1年間を通じた最大需要電力で決定する。契約電力の算出方法として、高電圧500kWを超えるかどうかということを基本としている。もともとは、契約受電設備や、契約付加設備の容量によって算定していた。しかし、使用実態に合わせた契約とは言えなかったため、公正な方法として実量料金制度が導入され、記録等契機によって計量して、その月の最大需要電力と前11カ月を比較して、最大需要電力を求めて、いずれか大きい値をとることになった。最大需要電力は、デマンド値とも呼ばれているが、500kW以上となった場合には、契約電力を協議しなければならないとしている。