固定枠（コテイワク）

「固定枠」とは、一般的に用いられる枠の収め方のこと。扉やサッシの額縁に使われる方法で、単体で仕上がるため、正面から見ると一面しか見えないシンプルな構造となる。構造的に単体であり複数の部材を使わないため、材料費も安価で済むメリットを持つ。標準仕様として採用されていることが多い。固定枠納まりと呼ぶこともある。単体である以上、壁厚にあった物を使わないと、出入りがおかしくなり、デザイン的にも違和感を覚えることが出てくる。固定枠とは違い、溝を作り、ケーシングをはめ込み作る物をケーシング枠と呼ぶ。ケーシングの溝の調節によって、出入りを調節できるが、複雑になる分だけ費用も掛かる。