市場金利（シジョウキンリ）

「市場金利」とは、金融市場において、金融機関同士が取引するために適用されている金利のこと。市中金利とも呼ぶ。金融市場で用いられるのが市場金利であり、一般の金利とは異なる。中央銀行以外の民間の金融機関が用いる取引レートであり、コールレートやレポレート、TIBORが知られている。他にも種類があるが、基本的に1年以内の短期金利を指していることが多い。広義でとらえた場合には、スワップ金利や国債利回りといった長期金利を含むことがある。市場の資金需給の実勢が反映された金利となっているところが重要だ。一般的に預金や融資で適用される金利は、市場金利にコストやスプレッドなどを勘案して決定される。