小節（ショウセツ・コブシ）

「小節」とは、製材の表面の等級を表す言葉。広い材面を含む1材面以上の材面において、節の長径が20mm以下、ただし生き節以外の節なら10mm以下で、材長2m以下の物に関しては、節が5個以内であることがJASの品質基準として規定されている。ただし材長が2.1m以上の物に関しては、節が8個以内の物と規定。木材、特に柱は1等、小節、上小節、無節と分類され、無節がもっとも高価である。材面にまったく節がない物の等級を無節と呼ぶ。また、小節よりも節の長径が短く、個数の少ない物の等級を上小節と言う。これらの等級は、柱の4面のうち、もっとも良い一面のみで決まっている。集成材の普及に伴い小節の材は用いられる機会が減少した。