接着破壊（セッチャクハカイ）

「接着破壊」とは、接着した面ではなく、接着剤と被着体の境界面で破壊されてしまうこと。境界面で破壊されるため、接着破壊ではなく、鏡面破壊や鏡面剥離、といった呼ばれ方をすることも多い。接着剤の目的として、破壊や変形に対して抵抗しなければ接着を維持することができない。この力に耐えることが求められるが、接着剤が破壊される前に、接着面が剥離してしまうのが接着破壊である。接着剤だけではなく、接着したときの条件が重要になってくるため、適切な条件の下で行なうことで強度を保てる。特に接着時の表面は大きな影響を与えることから、状態については考慮しなければならない。接着面積を大きくしたり、別の接着剤を塗布して使ったりするなどの方法もある。