低発熱コンクリート（テイハツネツコンクリート）

「低発熱コンクリート」とは、コンクリートが水和反応で発する熱を低減させたコンクリートのこと。コンクリートは、硬化するために水和反応が必要となる。この際に、応力が発生しひび割れが出てしまうことが多い。そこで、低発熱コンクリートにすることによって、厚みを持たせてもひび割れを抑制することができるようになる。ダムや大型構造物などでは、1回で打設するコンクリートの量が大きいますコンクリートが基本になってくるが、どうしても発熱量が大きくなってしまう。他にも、自己収縮を抑えるためにも水和熱を抑えるためにも必要だ。基本としては、発熱しやすい主要鉱物を抑えた中庸熱ポルトランドセメントを使うことによって発熱を抑えることができるようになる。