縄張り（ナワバリ）

「縄張り」とは、これから建てようとする位置を確認すること。地縄張りとも呼ばれる。そのままでは位置がはっきりしないため、縄を張ったことから呼ばれるようになった。工事に着工したときに、最初に行なわれる作業であり、建設予定地を明確にすることが重要となる。設計図通りに配置を決めていくことになるが、これも縄張りがしっかりしないと決まってこない、木造建築で行なわれる方法であり、主なスペースの中心線上に張っていく。角々には地杭を打つことによって、位置の割り出しもできるようになる。この縄張りが終われば、いよいよ工事に入っていくことになるため、通常はその土地にいるとされている守護霊を鎮めるために、地鎮祭が執り行われること多い。