引き違い戸（ヒキチガイド）

「引き違い戸」とは、横方向にスライドさせることで開閉できる機構を持った扉のこと。2つの並行した溝やレールを取り付けて使うため、好きな方を開けて利用することができる。一般的に利用される扉であり、和風の住宅では障子に使われている。ドアのように引くためのスペースは必要がないため、狭い空間でも広く使うことが可能だ。一般的には右側が手前にくるというおさまりに作る。手軽に使える方法となるが、開口の面積は、必ず1面分しか取ることができない。片側は閉じた状態にしかならないためで、内部をすべて見渡すことはできなくなる。扉のどちらかは視界に入ることになるため、見せたくない場合には引込み戸にする必要がある。