非常電源（ヒジョウデンゲン）

「非常電源」とは、常に使っている常用電源が、何かの不具合によって供給されなくなってしまったときに、非常時の対応として使うことができる電源のことで、緊急時に利用される。電力が供給されなくなると、様々な問題が出てくることから、非常時に確保するために用いられる。自家発電や蓄電池といった物もあるが、すべての電力を確保するのは難しく、必要なレベルの電力を最低限確保するということが目的だ。特に消防用設備などで電力を必要とする場合には、確実に動作させる必要が出てくるため、消防法令上4種類の物が決められている。自家発電するだけではなく、耐火性能を持ったスペースに受電設備を構築して行く場合にも、非常電源として認定されることになる。