フランス丁番（フランスチョウバン）

「フランス丁番」とは、ドアを閉めると軸部分だけが見える丁番のこと。特徴として、軸をくるんでいるナックルが2管でできている。ドアを開いた状態であれば、扉を持ち上げるだけで簡単に外すことができるところも特徴。簡単に取り外すことができるため、何かあったときもメンテナンスが容易となる。これは、継ぎ手が1カ所しかないという構造になっているというところが大きい。フランス丁番の名前は、もともとフランスで使われていた物であり、輸入して日本に入ってきたことから呼ばれるようになった。丁番自体は日本でも古くから使われてきた物であり、ヒンジと呼ばれることもあるが、これは英語のhingeからきており、同じ物を意味する。