公定歩合（コウテイブアイ）

「公定歩合」とは、中央銀行（日本銀行のこと）が市中金融機関である民間金融機関の銀行や信用金庫に貸し出しを行なう際に適用される基準金利のこと。「公定歩合」が高くなることで銀行の貸出金利が上がり、「公定歩合」が下がると銀行の貸出金利が下がるというような関係にあったため、銀行から借り入れする場合に注目すべき項目であった。しかし、金利自由化がすすめられたことに伴い「公定歩合」と預金金利との関係が直接的なものではなくなったため、「公定歩合」の重要性は薄くなっている。この「公定歩合」という用語は法律に規定されたものではなく、日本銀行法において規定されている「基準となるべき割引率（基準割引率）」及び「基準となるべき貸付利率（基準貸付利率）」を総称した用語である。