修繕設計（シュウゼンセッケイ）

「修繕設計」とは、様々な劣化が認められた不動産物件に関して、建築士が修繕工事のための設計図と工事仕様書を作成し提出する書類のことを指す。「修繕設計」にはもちろん概算工事金額の算出も関係しており、大規模修繕からリフォーム設計などを含めた建物の修繕に関する計画が関係している。建物の修繕には多くの要素が関係しており、箇所によって修繕にかかる金額が大幅に違ってくるため、どの業者でも一様に受けられる依頼ではなく、現場にかかわる業者もかなりの範囲に及ぶ。マンションなどの大規模修繕になるとその物件の状況を調べる劣化診断だけでもかなりの作業になり、その後の「修繕設計」、工事費の見積もり、実際の修繕工事まで計画的な工程が必要になる。